ファクタリング会社とは?種類・選び方・大手と中小の違いを徹底解説
ファクタリングを利用する際、どの会社を選ぶかは非常に重要です。しかし「ファクタリング会社って何をする会社?」「銀行系と独立系で何が違うの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、ファクタリング会社の役割から種類、選び方、信頼できる会社の見分け方まで、基礎から実践まで網羅的に解説します。
ファクタリング会社とは?
ファクタリング会社の役割
ファクタリング会社は、企業が持つ売掛金(請求書)を買い取る専門業者です。売掛金という「将来お金を受け取る権利」を、期日より前に現金化することで、企業の資金繰りを支援します。
具体的な業務は以下の通りです。
- 売掛金の査定・審査 - 売掛先企業の信用力を調査
- 債権の買取 - 手数料を差し引いた金額を利用企業に支払う
- 債権の回収 - 売掛先から売掛金を回収(3者間の場合)
ファクタリング会社は貸金業ではない
ファクタリングは「債権の売買」であり、融資ではありません。そのため、ファクタリング会社は貸金業登録が不要です。ただし、債権譲渡という法的手続きを伴うため、民法や商法の知識が必要になります。
注意: 貸金業登録がないからといって違法ではありませんが、悪質業者も存在します。会社の実態確認は必須です。
ファクタリング会社の3つの種類
ファクタリング会社は、運営母体やサービス形態によって大きく3つに分類されます。
1. 銀行系ファクタリング会社
銀行やその関連会社が運営するファクタリングサービスです。
特徴:
- 手数料が比較的安い(1〜10%程度)
- 審査が厳しめ(売掛先の信用力を重視)
- 大口取引に強い(数千万円〜億単位)
- 入金までに数日かかる場合が多い
代表例:
- みずほファクター(みずほ銀行グループ)
- 三菱UFJファクター(三菱UFJ銀行グループ)
- SMBCファイナンスサービス(三井住友銀行グループ)
向いている企業:
- 大手企業、上場企業
- 大口の売掛金を安く現金化したい企業
- 時間に余裕がある企業
2. 独立系ファクタリング会社
銀行系列ではない、独立した民間のファクタリング会社です。国内のファクタリング会社の大半がこのタイプです。
特徴:
- 審査が柔軟(売掛先の信用力だけでなく、利用企業の状況も考慮)
- 手数料は銀行系より高め(2者間で10〜20%程度)
- 少額取引にも対応(数十万円〜)
- 個人事業主・フリーランスにも対応している会社が多い
代表例:
向いている企業:
- 中小企業、個人事業主
- 審査に不安がある企業
- 少額〜中額の売掛金を現金化したい企業
3. オンライン特化型ファクタリング会社
近年増えているのが、AI審査やオンライン完結に特化したファクタリング会社です。
特徴:
- 申し込みから契約まで完全オンライン
- AI審査で最短即日〜数時間入金
- 手数料は独立系と同程度(1〜15%程度)
- 24時間365日申し込み可能
代表例:
向いている企業:
- スピード重視の企業
- 対面での契約が難しい企業(地方企業、在宅ワーク中心の企業)
- 個人事業主・フリーランス
大手と中小のファクタリング会社の違い
大手ファクタリング会社のメリット・デメリット
メリット:
- 信頼性が高い(運営会社の実績・資本金が大きい)
- 大口取引に対応可能(数億円規模も可能)
- 手数料が比較的安い(特に3者間)
デメリット:
- 審査が厳しい(売掛先の信用力を重視)
- 少額取引に対応していない場合がある
- 入金までに時間がかかる場合がある
中小ファクタリング会社のメリット・デメリット
メリット:
- 審査が柔軟(売掛先の信用力が低くても対応可能な場合がある)
- 少額取引にも対応(数十万円〜)
- スピードが早い(最短即日入金)
デメリット:
- 手数料が高め(2者間で15〜20%になる場合も)
- 会社の信頼性にばらつきがある(悪質業者も存在)
- 大口取引に対応できない場合がある
信頼できるファクタリング会社の見分け方
ファクタリング会社の中には、悪質業者も存在します。以下のポイントを確認しましょう。
1. 会社情報が明確に公開されているか
公式サイトで以下の情報が明記されているか確認しましょう。
- 会社名・代表者名
- 所在地・電話番号
- 設立年月日・資本金
- 事業内容
所在地がバーチャルオフィスだったり、電話番号が携帯電話のみの場合は注意が必要です。
2. 手数料が明確か
「手数料1%〜」と記載があっても、上限が明記されていない場合は要注意です。見積もり時に総額(手数料+その他費用)を確認しましょう。
3. 契約書の内容が明確か
契約書に以下の内容が明記されているか確認しましょう。
- 買取金額
- 手数料
- その他の費用(事務手数料、債権譲渡登記費用など)
- 入金日
- 契約解除の条件
不明瞭な点があれば、契約前に必ず質問しましょう。
4. 「ファクタリング」を装った違法な貸付ではないか
以下のような条件がある場合、ファクタリングではなく違法な貸付の可能性があります。
- 償還請求権がある(売掛先が倒産した場合、利用企業が返金する)
- 分割払いを要求される
- 担保・保証人を要求される
正規のファクタリングは、償還請求権なし(ノンリコース)が基本です。
5. 口コミ・評判をチェックする
利用者の口コミをチェックすることで、実際のサービス品質がわかります。当サイトでは各ファクタリング会社の口コミも掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
ファクタリング会社の選び方|5つのステップ
Step 1: 資金調達の緊急度を確認する
- 今日〜明日中に必要: オンライン特化型・即日入金対応の会社
- 数日〜1週間程度: 独立系・銀行系どちらでも可
- 時間に余裕がある: 銀行系で手数料を抑える
Step 2: 売掛金の金額を確認する
- 少額(〜100万円): オンライン特化型・独立系
- 中額(100万円〜1000万円): 独立系
- 大口(1000万円〜): 銀行系・大手独立系
Step 3: 契約方式を決める
- 2者間: 取引先に知られたくない場合(手数料高め)
- 3者間: 手数料を抑えたい場合(取引先の承諾が必要)
Step 4: 複数社に見積もりを依頼する
最低でも2〜3社に見積もりを依頼し、手数料や条件を比較しましょう。
Step 5: 契約内容を確認する
契約書の内容を必ず確認し、不明点があれば質問しましょう。特に以下の点は重要です。
- 総額(手数料+その他費用)
- 入金日
- 償還請求権の有無
ファクタリング会社に関するよくある質問
ファクタリング会社は何社くらいありますか?
国内には数百社のファクタリング会社があると言われています。大手から中小まで多数存在しますが、信頼できる会社を選ぶことが重要です。
ファクタリング会社に貸金業登録は必要ですか?
いいえ、ファクタリングは債権の売買であり融資ではないため、貸金業登録は不要です。ただし、会社の実態確認は必須です。
複数のファクタリング会社を同時に利用できますか?
はい、可能です。ただし、同じ売掛金を複数の会社に売却する「二重譲渡」は違法ですので注意してください。
手数料が安い会社はどこですか?
銀行系ファクタリング会社や、オンライン特化型の、などが手数料を抑えられる傾向にあります。詳しくはファクタリングおすすめランキングをご覧ください。
まとめ
ファクタリング会社は、銀行系・独立系・オンライン特化型の3種類に分類され、それぞれ特徴が異なります。
- 手数料を抑えたい: 銀行系、オンライン特化型
- 審査に不安がある: 独立系
- スピード重視: オンライン特化型
信頼できる会社を選ぶためには、会社情報の確認・手数料の透明性・契約書の内容チェックが重要です。複数社に見積もりを依頼し、納得できる条件で契約しましょう。
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